砂の国ザントパラストでは近年、民の眼球を摘出する
謎の研究が行われていた。

国の要請に応じ自らの眼球を差し出すものには生活の援助が与えられ……

しかし、拒む者や逃げる者も当然大勢存在し
国はそれを強いる為に
ハイド狩りと呼ばれる軍事力による略奪の噂が立つほどであった。

そんな中、一人の男が暴動によって捕らわれる。

彼の名はアダラト。
孤児院で育ち同じ年くらいの仲間とともに
それなりの毎日を送っていた。

彼もまた、国の怪しい研究に不信感を抱く1人
一体どういうことなのかと孤児院の仲間たちと
街の衛兵に問いただし騒ぎを起こしてしまったのだ。

捕らわれた彼は国の科学者に眼球を摘出され
代わりに古代の義眼BM-Eを埋め込まれてしまうのだった。

 


 
その昔、まだこの地がミリテア王国と呼ばれていたころ
人々と龍族は共存して暮らしていた

しかし、ミリテアの女王スルタナは人の世界に有利になるように
国を統治し龍族の領土を侵略していた

それを良く思わない龍族の皇子ユーニスは
ミリテアを我が物にしようと戦争をしかけた

スルタナの側近である騎士団とその協力者たちは
大地を守る為に戦い
不思議な十の法具でユーニスを封印することに成功した

多くの人々が戦争で命を落としたが
スルタナの側近らは魔法の宝玉に記憶を保存され
やがて荒廃した大地とともにミリテア王国は滅びた……

 
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